あらゆる路面状況や使い方に対応できるグラベルの概念を組み込んだ、birdyシリーズの新たなモデル。
それが「birdy GV Plus」です。

「birdy GV Plus」は「birdy GV(GTから呼称変更)」をマイナーチェンジしたモデルとなっており、
GV=Gravel Ventureの名に相応しい走破性と扱いやすさをさらにブラッシュアップ。

街乗りはもちろん、ある程度の砂利道などの悪路にも適応でき、
サイクリングによって得られる“日常”を“冒険”へと変えてくれます。

ミニベロを使った冒険への扉となる「birdy GV Plus」の魅力を、今回のブログでたっぷり紹介して
いきたいとおもいます!

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◯もくじ
1. birdy GV Plusとは
2. birdy GV(旧GT)との違い
2−1. タイヤ
2−2. チェーンリング
2−3. ステム
3. birdy GV Plusならではの魅力
4. まとめ

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1.【birdy GV Plusとは】

「どこにでも持って行けて、どんな場所でもすぐに乗れる自転車」を作りたいとの思いから、
前後サスペンション付きのフォールディングバイクという、マウンテンバイクの設計思想を取り入れて
1990年代に生まれた初代birdy。

birdy GV Plusは、birdyの本質を捉えつつ、より幅広い路面環境でパフォーマンスを発揮できる
グラベル系のタイヤやパーツで構成された、シリーズ最新モデルです。

キング・オブ・フォールディングバイクと称されるbirdyシリーズは、純正やサードパーティー製の
カスタムパーツも多く発売されており、birdy GV Plusも同様にカスタムを楽しむことも可能。

birdyシリーズ標準ラインナップの完成車として初めて採用された
「10Dショートステム+エクステンションステム」によって、これまでのbirdyでは実現できなかった
細やかなハンドルポジションを叶えることができるようになりました。

ワイルドなツートンカラーは街中で映えるだけでなく冒険心をくすぐります。
乗っている時も乗っていない時もワクワクさせてくれるカラーリングになっています。
2.【birdy GV(旧GT)との違い】

マイナーチェンジ前のモデルにあたるbirdy GVとの主な違いはタイヤ、チェーンリング、ステムの3つです。
それぞれ順番に説明していきます。
2−1. タイヤ

birdy GV Plusのタイヤは「シュワルベ BILLY BONKERS 18×2.00」が採用されています。
birdy GV に装着されているタイヤの「シュワルベ BLACK JACK 18×1.9」に比べてブロックの山が
低くくなり、目の細かいトレッドパターンによって舗装路での走行性能が大幅に向上。

タイヤの幅はbirdy GVより太い50mmになるため、道路上で見かける側溝の溝や劣化したアスファル
トに亀裂があっても安定して走れる安心感があります。


BILLY BONKERSの最大空気圧は4.0bar(55psi)。
空気圧を最大に近づけるほど走行性能が高まります。

タイヤを構成する素材のビードについて、birdy GVはスチールビード、birdy GV Plusは軽量なケブ
ラービードを使っています。

そのため、タイヤが太くなったにも関わらず1本あたり100g以上の軽量化につながっています。
前後合わせて200g以上も軽量に。

ホイール径が小さく、持ち運びが多い折り畳み自転車にとって、走行性能の向上と軽量化の恩恵は
計り知れません。
2−2. チェーンリング

birdy GV Plusに採用されたチェーンリングは、birdy GVとは異なる大胆な肉抜きとナローワイド形状の“歯”が特徴です。
大きく肉抜きされたチェーンリングは見た目がスッキリすることに加えて、大幅な軽量化に繋がります。

そして、チェーン落ちを防ぐ技術として注目されるのがナローワイド形状のチェーンリング。
チェーンの溝の幅に合わせて歯の厚さが一枚ずつ異なっています。
そのため、チェーンの保持力がとても強くなり、衝撃が激しい悪路や街中で落差の大きな段差を降
りる時などのチェーン落ちを防ぐ効果が得られます。
チェーン落ちリスクが減る恩恵によってチェーンガードを外して更なる軽量化を図ることも可能です。
また、birdyシリーズ唯一の独特なチェーンリング形状が、birdy GV Plusの存在感を引き立てます。
2−3. ステム

birdy GVとbirdy GV Plusのもっとも大きな違いがステムになります。

birdy GVを筆頭にほとんどのbirdyシリーズには主に高さ調整を重視した機能を持つ
「アジャスタブルステム」が採用されていますが、

新たに発売されたbirdy GV Plusは「10Dショートステム+エクステンションステム」が装着されています。

「10Dショートステム+エクステンションステム」は、評判の良い高さ調整機能を踏襲しつつ、
あらたに角度調整機能を追加したbirdyシリーズ専用の最新パーツです。

ドイツ人と比較して小柄な日本人にはショートステムの方が有効と感じていたPacific Cycles Japan
の大川社長が、何年も前からその有効性と必要性を台湾のPacific Cycle社に訴え続け、実際にショー
トカットしたステムを装着したbirdyを直接台湾のPacyfic Cycles社に持参。

その後、ブラッシュアップされた結果として「10Dショートステム+エクステンションステム」が開
発されました。

このような経緯で生まれた「10Dショートステム+エクステンションステム」は、日本人の平均的な
身長に最適化されたステムといっても過言ではありません。

3.【birdy GV Plusならではの魅力】

他のbirdyには無いbirdy GV Plusならではの魅力は、

①ハンドルポジションの自由度の高さ
②太いタイヤと軽量性の両立

の2点です。
ハンドルのポジションは、体格だけでなく使い方によっても適切な位置が異なります。
例えば、街中をのんびり走ることを目的とする場合はアップライトな姿勢の方がメリットが多くなります。

景色を楽しめるほか、周囲の状況を見やすくなるため、急な車の飛び出しなどに気づきやすくなる
などの効果が得られるからです。

また、運動や長距離走行を目的とする場合は、少しだけ前傾姿勢になるようハンドルポジションを
下げた方がペダルを回しやすくなったりお尻への荷重を減らせて痛くなりづらくなる効果が期待できます。

重たい荷物をたくさん積んで走るような使い方なら、よりハンドルポジションを下げて重心を低く
した方が安定して走れるかもしれません。

このように、ハンドル位置は使い方によっても最適なポジションが変わります。

birdy GV Plusに採用された、調整範囲が広くポジションの自由度が高いステムは、誰でも、どんな
シチュエーションでも使いやすいユニバーサルデザインにも通じる魅力があるのです。


二つ目の魅力は太いタイヤについてです。
自転車のタイヤは一般的に太いほど重くなる傾向があります。

しかし、birdy GVからbirdy GV Plusへと進化する過程で変更されたタイヤに関しては、太くなって
いるにも関わらず大幅な軽量化につながりました。

より太いタイヤによって安定感と安心感が向上しただけでなく軽量化も実現した理想的なマイナー
チェンジ。

それがbirdy GV Plusならではの魅力となって現れています。

5.【まとめ】


birdyシリーズのグラベル系最新モデル「birdy GV Plus」のご紹介はいかがでしたでしょうか。
「太いタイヤなのに車体重量が軽い」

birdy GV Plusの魅力は、ブログ題名にも使った『ライトウェイト グラベルフォールディングバイ
ク』という言葉に集約されています。

さらに、誰にとっても使いやすいハンドルポジション調整機能を追加したことで、
「ミニベロなのにポジションの自由度が高い」
というユニバーサルな性能がプラスされました。

これらの一見相反する性能を見事に両立できたのは、日本からの熱い要望とそれに応えるメーカー
の姿勢、そしてbirdyフレームの拡張性の高さにほかなりません。

birdyシリーズの最新モデル「birdy GV Plus」は、店頭試乗車を用意しております。

他のbirdyシリーズとの乗り比べもできるので、ぜひお気軽にためしてみてくださいね。

『【birdy 】試乗車ラインナップ』

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