今回は、お客様からのご依頼でカスタムさせていただいたbirdy Classic EVOをご紹介させていただきます。
birdyシリーズの中でも特に人気の高いモデルをベースに、「高級感のあるゴールドパーツで、
個性的で格好よく、かつ品のある一台に仕上げたい」というご要望をもとに、パーツ選定から組み上げまでお手伝いさせていただきました。
本記事では、実際の使用パーツとカスタムのポイントを、写真とともに詳しくご紹介していきます。
ゴールドパーツの取り入れ方に迷っている方や、birdyのカスタムを検討中の方に、
ぜひ参考にしていただければと思います。
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◯もくじ
1. 高級感を演出。ゴールドカラーの魅力
2. カスタムでゴールドを取り入れるコツ
3. birdy Classic EVOのゴールドカラーカスタム事例
4. おまけ
5. birdy&BD-1のカスタムはお気軽にご相談ください
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1.【高級感を演出。ゴールドカラーの魅力】
ブラックやシルバー、レッド、ブルー、ゴールド……。数あるカスタムパーツのカラーにおいて、
トップクラスで高級感を演出してくれるのがゴールドです。
ゴールドカラーはロットやパーツメーカーによる色合いの違いが少なく、異なるメーカーのゴールド
パーツで組み合わせても自然と統一感が生まれるのがポイント。
ゴールドはフレームカラーを問わず、パーツ自体が目立ってくれるので全体的に華やかなイメージを
もたらします。
2. 【カスタムでゴールドを取り入れるコツ】
カスタマイズをする上でゴールドパーツを愛車に取り入れるコツは、
なんでもかんでもゴールドパーツにしないことです。
他のカラーパーツにも言えることですが、ゴールドパーツが多くなると“やりすぎ感”がでてしまうことも。
特にゴールドは主張が強いため、使いすぎには注意が必要です。
面積の小さな部品を少しずつ散りばめるようなイメージで配色していくと、高級感を追求しながら
も、ほどよいバランスで上質なカスタムバイクを作れるのでおすすめです。
次はbirdy Classic EVOをベースにしたゴールドカラーカスタムについて、使ったパーツの特徴を交え
て紹介していきたいとおもいます。
3.【birdy Classic EVOのゴールドカラーカスタム】
〈ハンドル周り〉
ハンドル周りには、フォールディングバイクのカスタムパーツを多く展開するブランド「RIDEA」の
・ステムキャップ
・ブレーキレバー
・ハンドルポストクランプ
・ステムヒンジレバー
を装着。
面積の大きい艶消しブラックのパーツに少しずつゴールドパーツを配置しているので、落ち着いた印
象とともにラグジュアリーな雰囲気が生まれました。
乗っている時に見えるハンドル周りのパーツは目に入りやすいため満足度も高まります。
RIDEAのブレーキレバーは左右ペアの重量で100gを切る軽量パーツです。
アルミ削り出しのレバーは指あたりがよく、操作性の軽さも人気の理由です。
ブレーキワイヤーが伸びた時に調整するアジャスターは、「+」と「−」のクリック感があるダイヤ
ル式のため、メンテナンスがしやすい特徴もあります。
ハンドルポストクランプもRIDEA製。
強度を保ちつつ肉抜きされているため、軽量化に貢献しています。
〈シート周り〉
シートポストクランプにはハンドルポストクランプと同じデザインのパーツを採用。統一感がグッ
と高まりました。
また、見た目だけでなく、開閉しやすい形状は高さ調整時や折り畳み時に操作性を高める効果が得
られます。
〈サスペンション周り〉
birdyのカスタムパーツとして外せないのがサスペンション周りです。
フロントサスペンションには、
高精度のカスタムパーツが得意なブランド「Multi-S」のG5 Plusフロントサスペンションを採用。
G5 Plusフロントサスペンションの主な特徴は、
・オイル式のダンピング構造による不快な突き上げ感の減少
・縦方向にしか動かない台座による走行安定性の向上
・スプリングの硬さを100%から285%で調整可能
の3点です。
オイル式のダンピング構造は、スプリングの弾性に加えてオイルがもつ粘性の抵抗によって、
衝撃や振動を吸収します。
そのため、ノーマルスプリングに比べて路面からの突き上げが滑らかになり、街乗りから長時間の
走行まで、サイクリング時の疲れを軽減する効果が期待できます。
G5 Plusフロントサスペンションの台座は縦方向のみに可動するように設計されているのも特徴です。
これによって走行時のフロントフォークの“ねじれ”を軽減し、走行安定性を高めます。
G5 Plusフロントサスペンションは、上部のダイヤルを回すことで、
硬さを100%~285%の間で細かい調整が可能です。
乗り味をしっかりさせたい場合やフロント周りにバッグなどの重い荷物を載せる場合に効果を発揮します。
なお、G5 Plusフロントサスペンションの硬さ100%は、現在のbirdyシリーズのほとんどに初めから
装着されているハードスプリングと同等の硬さになります。
リアサスペンションにはフロントと同じブランドMulti-SのG5リアサスペンションを採用しました。
リアサスペンションには硬さの調整機能はないものの、アルミケースの内部に適度な硬さをもつエラストマーが
封入されているため、ノーマルのエラストマーよりもペダリング時の沈み込みを軽減できます。
メインフレーム側に当たる部分にはキズ防止の保護シートが貼られているのも嬉しいポイント。
シルバーとゴールドの組み合わせがカラーを引き立て合います。
〈チェーンリング周り〉
チェーンリングには「mellows united」のPEACEKEEPERチェーンリングを採用。
シルバーのチェーンリングとゴールドのチェーンリングボルトは相性抜群です。
PEACEKEEPERチェーンリングは薄い歯と厚い歯が交互に配置されるナローワイドという形状になっています。
ナローワイド形状によって走行時にチェーンが外れにくくなるため、チェーンガードを取り外して見
た目をスッキリさせたり、軽量化することができるようになります。
チェーンには「KMC」のスーパーライトモデルを装着。
耐久性が高いだけでなく、アウタープレートとインナープレート、ピンの全てが中空構造になり、
軽量化に貢献します。
また、プレートに施されたダブルXブリッジシェープによって確実かつスムーズな変速が得られます。
4.【GOLD以外のカスタム】
ここまで、ゴールドパーツを中心に紹介してきましたが、
今回のbirdy Classic EVOはブレーキ本体もカスタムいただきました。
「EQUAL」のアルミ削り出しディスクブレーキは、無骨なデザインでbirdyとの相性がぴったり。
こちらのパーツはbirdy以外にも装着でき、ディスクブレーキを搭載した小径車ユーザーからの注目
度が高まっています。
この度はbirdy Classic EVOのご注文、またカスタムのご依頼をいただき誠にありがとうございました!
5.【birdy&BD-1のカスタムはお気軽にご相談ください】
カスタムがしやすいbirdyやBD-1は、自分好みに改造できるポテンシャルを秘めています。
カスタムにつきましては、当店でご購入いただいたBD-1、birdy以外でも整備、修理、カスタムももちろん大歓迎です。
みなさまのご来店をおまちしております!