温かみのあるデザインとその扱いやすさで人気な折り畳み自転車のBROMPTON。
2025年には従来の2速・6速モデルに加えて新たに12速モデルが発売されました。
大幅に増えたギア数に、「12速のギア比は6速とどう違うの?」「重たくならないの?」など疑問が
ある方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は12速モデルに関するギア比や2速・6速モデルとの違い、重量などを紹介したいとおもいます!


1. C Line 12速モデルのギア比
ギア構成はフロントギア50T、リアスプロケット11−13−15−18Tが装着されています。

このギアレンジはフロントダブルギア52/36Tでリアスプロケット11−32Tの11速ギアを装着する
ロードバイクに匹敵します。

BROMPTONの6速モデルとの違いは、ギア比がワイドになることで使える軽いギアと重いギアがさらに増え、
ギア数の増加に伴ってより細やかなギア比をセレクトできるようになることです。

イメージとしては6速モデルと比較して軽いギアが1段、重いギアが2段増えるような感じでしょうか。

これに伴い、路面の傾斜や脚力に合わせた、乗り手の求めるギア比をよりセレクトしやすくなる効果を得られます。

なお、もっと軽いギアが必要な場合はフロントギアの歯数を小さくするカスタマイズを行うことで
上り坂に強くすることが可能です。

C Line 12速モデルはサイクリング中に疲れづらくなるだけでなく、上り坂にも高速走行にも対応し
やすく、楽に遠くまで走れるギア比と言えるでしょう。

2.【フレームについて】

2025年に発売されたC Lineの12速モデルは、2速と6速のフレームとは異なり、スチール製でありながら
P Lineで採用されている外装4速のギアシステムが装着できる新型フレームを踏襲しています。

また、折り畳んだBROMPTONを転がす際に設置するローラーホイールは直径が大きくなり、
設置面積が15%拡大したことによって、より安定して転がせるようになっています。

さらに、新型フレームではシートポストを半分まで伸ばした状態で押し歩きができるようになった
ため、快適な転がし移動が実現されています。

3.【ラインナップとカラー】

C Line 12速モデルのラインナップは、ハンドルバーをLow or Midから選べるほか、ラックの有無を
選択することも可能です。

身長やポジションの好み、あるいは荷物の積載や転がし移動を重視するかどうかで検討するのも良いでしょう。

カラーはNewカラー3色を含む全9色から選べます。

・バンブルビーイエロー
・レーシンググリーン
・フラミンゴピンク(2025年Newカラー)
・オーシャンブルー
・デューンサンド
・ターキッシュグリーン(2025年Newカラー)
・ブラック
・ブラックラッカー
・アメジストラッカー(2025年Newカラー)

Webやカタログに掲載されるカラーは、実際のカラーと異なる印象になる場合があるため、気にな
るカラーは店頭で直接見てみるのがお勧めです。

4.【12速モデルの重さは?】

C Lineの12速モデルは6速モデルと比べてギア数が増えるから重量も増えると思いきや実はそうでも
ありません。

2025年のカタログを確認すると、6速モデルは12.1kg~、12速モデルは12kg~となっています。
「BROMPTON2025年カタログ」

新型フレームへの変更に伴って、ギア数が増えても6速モデルと12速モデルには重量の違いがほとん
どないことがわかります。

5.【GCSで乗れる12速モデルの試乗車】

C LINE 12速の試乗車につきましてはメーカーにオーダしておりますが8月~9月からの
ご用意となってしまうのですが、
GCS(グリーンサイクルステーション)では、BROMPTONの12速モデルの試乗車を、P Lineで用意し
ております。ギヤ比などはもちろん同じのなので12速のご確認をいただけます。
試乗は予約不要で無料なので、どうぞお気軽に試してみてくださいね!

6.【おわりに】

C Line 12速モデルの登場によって登坂能力の向上と走行距離の幅が広がったBROMPTON。
これまでのギア比ではなしえなかった長距離ライドの可能性を飛躍的に高めてくれました。

ノーマルギアでもさまざまなシチュエーションに十分対応可能ですが、走る場所や体力に応じてフロントギアを
歯数の違うギアにカスタマイズすることで、より軽いギアやより重いギアを増やすことも可能です。

BROMPTONをご検討される際は、まずは店頭で6速モデルと12速モデルを実際に乗り比べて、坂道
や平地での乗り味を体験してみると良いと思います。

みなさまのご来店をおまちしております!