突然ですが、「クラシカルやレトロブーム」という言葉をご存知でしょうか?
メディアで目にする機会が増えているので、見たことある人も多いかもしれません。
自転車においては、シルバーのパーツにアメ色などブラウン系のタイヤやレザーパーツを取り入れると
“クラシカルさ”が増していきます。
今回のブログでは温かみのある丸いフレームデザインがクラシカルなルックと相性バッチリなBROMPTONを、
よりクラシカルに見た目や形状、素材のパーツをふんだんに使ったカスタムを紹介していきます!
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◯もくじ
1. クラシックな印象はシルバーパーツが決め手
2. シルバーの色味は光らないマットでも光るポリッシュでもOK
3. BROMPTONのクラシカルカスタムに使ったパーツをご紹介
4. おわりに
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1.【クラシックな印象はシルバーパーツが決め手】
昔の自転車にはシルバーのパーツが多く使われていました。
フレームが黒でも、パーツは全てシルバーというモデルも多かったのです。
近年ではカーボン素材を使ったロードレーサーが増え、カーボンのカラーに合わせるようにほとん
どの完成車にはブラックカラーのパーツが標準装備されています。
BROMPTONも初期モデルの発売以降は長年シルバーカラーのパーツが標準でしたが、最近のモデル
はブラックカラーのパーツが標準装備になりました。
多くの完成車でブラックカラーのパーツが主流になる中、あえてシルバーカラーのパーツを増やして
いくことは、レトロ感が引き立つカスタムにつながります。
自転車をクラシックな見た目にするコツは、ずばりシルバーカラーのパーツをたくさん使うこと。
シルバーカラーのパーツを増やすことを意識しつつ、レトロな形状のパーツを取り入れることで、人
とは違った印象にすることが可能です。
2.【シルバーパーツの質感は「マット」でも「ポリッシュ」でもOK】
シルバーカラーのパーツをよく見ると、ツヤのないマットな質感やピカピカに光るポリッシュの質感などがあります。
ゴールドやレッドのように色味が付いているパーツは質感を揃えた方が統一感が増しますが、
シルバーの場合はマットとポリッシュを組み合わせても自然と全体的にクラシックな雰囲気がでてきます。
もちろん、マットかポリッシュどちらかの質感で統一するのも良いでしょう。
前者は落ち着いた雰囲気のあるクラシックカスタムに、後者は高級感のあるクラシックカスタムに仕上がります。
カスタムに正解はありません。ぜひ自分の感覚で自由にパーツ変更を楽しみましょう!
3.【BROMPTONのクラシカルカスタムに使ったパーツをご紹介】
ここからはBROMPTONの人気色「フレイムラッカー」をベースとしたクラシックカスタムで使った
パーツを紹介したいとおもいます!
〈ハンドル周り〉
シルバーのハンドルにはコルクタイプのグリップを装着。
手のひらへの圧力が均等になるエルゴノミック形状なので、サイクリング時の手の疲れや手が痺れる症状を
改善してくれます。
ステムパッドは雰囲気が良くなるだけでなく、折り畳み状態で倒すと傷つきやすいステムを保護する効果も。
〈サドル周り〉
BROMPTONと同じ、イギリスで作られるBROOKSのレザーサドルは、クラシックが似合うBROMPTONとの相性抜群です。
エイジングによる色合いの変化が楽しめる点や、使えば使うほどお尻の形状に馴染んでいくのも人気の理由です。
サドル下にはブラウン系のサドルバッグを装着しました。
自転車の予備チューブやカギを入れるのに重宝します。
〈フレーム周り〉
フロントバッグ類を装着するブロックもシルバーパーツに変更です。
スッキリしたデザインと強度を確保したアルミ素材で、荷物を載せるアイテムとしての機能をしっかり果たします。
ライトは固定式のバレット形状のタイプを採用しました。
小さいながらも充電式のLEDライトなので、利便性を確保しつつ夜間走行をカバーします。
メインフレームの空きスペースには、サンカクバッグを装備。
写真には写っていないのですが、反対側にはメッシュポケットもあります。
パンク修理工具や長距離ライドのお供に飴ちゃんなどの補給食を入れるのにちょうど良さそうです。
〈足回り〉
テンショナーには大胆な肉抜きがカッコいい、RIDEAの部品を使いました。
ギアチェンジの役割を担う重要パーツで、程よい光沢感がおしゃれ度を向上させます。
タイヤは信頼性と耐久性の高いシュワルベのマラソンレーサーを装着。
昔の自転車によく使われたタンカラーがレトロな印象をプラスしてくれます。
泥よけにはブラウン系のレザーフラップが。
〈リアキャリア周り〉
シルバーのリアキャリアにはアルミ削り出しでシールドベアリングが封入されたキャスターを合わせました。
メインフレーム側も同じパーツを使っているため、折り畳み状態でストレスフリーな転がし移動が実現しています。
フロントとセットになった泥よけのレザーフラップでカラーが統一されています。
4.【おわりに】
どこか懐かしくも新しい。クラシックカスタムを施したBROMPTONはいかがでしたでしょうか?
自転車の改造と聞くとハードルが高そうなイメージを持つ方もいらっしゃいますが、カスタマイズは実はとても簡単です。
今回ご紹介したBROMPTONはほぼ完成したカスタマイズの事例でしたが、一気に理想系に近づけるのではなく、
まずは手のつけやすいグリップやサドル、面積の大きいパーツからカスタムを始めてみるのもおすすめです。
愛車の見た目を少しずつ変化させていくことで、写真に記録したり、
サイクリングに出かけるモチベーションを高めていくのも楽しみ方の一つです。
店頭にはクラシックなカスタムに使えるシルバー系やブラウン系のパーツが多く揃っています。
愛車をカスタマイズしたくなったら、ぜひお気軽にご相談くださいね~。