より走行性を重視した「 R」そして、
さまざまはタフな環境も楽しめる「GT(Grand Tourer)」
海外ではすでに販売され、
日本でもついにラインナップとして追加され発売された

2つのモデルの詳細をご紹介いたします。

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目次
・birdy Rについて

  •   ○birdy G3 フレームとは
  •   ○TRP Spyre SLCブレーキキャリパー
  •   ○hubsmith シールドベリングホイール
  •   ○Rのステム角度の違い
  •   ○デュアルピストンディスクブレーキ TRP – Spyre SLC
  •   ○R:その他スペックのポイント

 

・birdy GT(Grand Tourer)について

  •   ○ハイブリッド ディスクブレーキ 「JuinTECH R1」
  •   ○ブロックパターンタイヤ SCHWALBE(シュワルベ) BLACK JACK
  •   ○SRAM-X5 10段変速ギヤ
  •   ○GT:その他スペックのポイント

 

・7月27日(土)、28日(日)はbirdy試乗会を開催します。

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・birdy  Rについて

前後サスペンション、ディスクブレーキを装備しながら、たった10.2kgの重量を実現した、
birdyのハイエンドモデル。
birdyG3 のフレームに、SHIMANO105 11speed にHubsmith のシールドベアリングホイールセット、
ブレーキにはデュアルピストン型メカニカルディスクブレーキを搭載した、
通常のbirdyに比べ、より「走行性」を重視したbirdyのフラッグシップモデルです。

 

 

・birdy G3フレーム(ジェネレーション3フレーム)とは。
コンセプトは「DNAチェンジ」。
折り畳み自転車として、ベストバランスと称されているbirdyのキャラクターはそのままに、
一見、大きくかわったような印象はないかもしれませんが、
いままでのbirdyシリーズのフレームと比べると、
低く抑えられたBB位置による低重心化をメインに
細部の設計の見直しにより、ロードバイクに近い設計に変更されました。

メインフレーム以外にも、例えばフロントフォークは大幅な剛性アップを狙い、
造形、製法、構造まですべてを一新され、
L型フロントフォークと呼ばれる折畳み式フロントフォーク前側のパーツ構成が、
今までは10個のパーツから構成されていましが、G3はわずか3個のパーツ構成となります。

また、リアスイングアームも同様に、高度な強度計算に裏づけされた
複雑な造形に生まれ変り剛性がアップされました。

フレームのパーツ構成自体を見直し、最適化することで、
以前のモノコックフレームモデルと比較すると、
飛躍的なフレームの剛性感アップと別次元の走行安定性能が実現されたことにより
「総合的なベストバランス」に更なるなる磨きがかけらたフレームとなります。

※メーカーオフィシャル動画:How we made BIRDY – Pacific Cycles’ manufacture video

 

 

・デュアルピストンディスクブレーキ TRP – Spyre SLC 
車やバイクでも採用されている、ディスクブレーキは円盤状のローターと呼ばれるパーツを
ブレーキキャリパーというパーツにある2つのパッドと呼ばれるプレートで挟みこむことで
ブレーキをかけるシステムとなり、自転車に採用される他のブレーキに比べ、より制動性が高く、
また、ブレーキの引きも軽く、雨天などでもしっかりブレーキが利いてくれます。

一般的なメカニカルディスクブレーキは片側のプレートのみ動かし、
プレートを挟み込む構造なのですが、
R11に採用されているTRP Spyre SLCは、両側のプレートが動くデュアルピストンシステムとなり、
ブレーキタッチもよく、フィーリングはディクスブレーキにあるガツンと効く制動性ではなく
滑らかなブレーキングでディスクブレーキ初心者の方も安心できる仕様となります。

 

 

・hubsmith シールドベリングホイール
クリエイティブなデザイン、高品質な素材と性能にこだわったハブの製造に30年以上の経験を持つ、
hubsmithのbirdy用に開発された非常に回転性能が高い特別仕様のホイールに、
タイヤには路面抵抗が少ないシュワルベKOJAKが装備されております。

ホイール空転時のラチェット音は、好みがわかれるところかもしれませんが、
バイクや車のエンジン音が好きという乗り物好きの方がいるように、
このラチェット音を好む方も多く、また、電気自動車と同じで、
静かすぎて周囲に気づいてもらえないのも心配という方からは
さりげなく、存在を教えてくれる点などでも好まれる方がおられます。

※外部関連動画:hubsmith birdy用ホイール動画
※外部関連動画:hubsmith オフィシャルサイト

 

 

・R のステム角度の違い
birdy Rには、ハンドルの高さが調整できるアジャスタブルステムが採用されておりますが、
モデルによりハンドルステムの角度にも違いがあり、スポーティな走行性を重視しているRには
モノコック(3G)モデルでのベーシックモデルとなるbirdy STD DISCと比べて
前傾のポジショニングとなる、21度角のステムが採用されております。
※birdy STD DISCは10度角が採用されております(年式・カラーにより21度角のものもあります)
  
・R11ステム(21度)                  ・STD DISC (10度)


・R11SP:その他スペックのポイント

  
(左)Rは剛性の高い、ホローテックタイプのクランクセットにデザイン性、
剛性も高いチェーンリングガードが採用されております。
(右)birdy STD DISC(写真右)はスクエアテーパータイプのクランクセットと
シンプルデザインのチェーンリングとなります。

 

  
ギヤには、ロードバイクなどでもレースにも対応できる SIMANO 105 11段変速となり、
シフター・ブレーキレバーもシマノ製が採用されております。

 

  
カラーリングは、アルミ素材を磨きポリッシュ仕上げされたメインフレームに、
艶ありのブラックの2トーンに塗り分けられた
「ハイポリッシュ×グロッシーブラック」と
高級感あるメタリックパープルとなる「ギャラクシーパープル」の2色展開。

 

●R Spec

フレーム  : New Birdy Monocoque(G3)
フォーク  : New Birdy spring suspension(G3)
タイヤ   :  Schwalbe Kojak 18×1.25″
ホイール  : Hubsmith wheel set
チェーンホイール: Birdy 52T
スプロケット: Shimano 105 road 11-28T
リヤディレイラー: Shimano 105 11speed
シフター  : Shimano SL-RS700(11S)
ステム   : New Birdy double lock adjustable stem 21度
ブレーキ  : TRP Spyre SLC Disc Brake
ブレーキレバー : Shimano BL-R780
折畳み寸法 :  W:72cm x D:39cm x H:60cm
重量    :  10.2kg
価格    :  ¥328,000+tax


 

 

・birdy  GT(Grand Tourer)について

birdyG3 のフレームに、見た目にもインパクトのある18インチ×1.9幅のブロックタイヤが装備され
コンポーネントにはスラムの10スピード、油圧式キャリパーのディスクブレーキと
タフな環境も乗りこなすこともできる、オールドbirdyファンなら、
どこか懐かしささえ感じるMTBテイストな味付けのモデルとなります。

関連動画:PacificCycles  BIRDY GT Review 動画↓

 

 

・ハイブリッド ディスクブレーキ 「JuinTECH R1」
ディスクブレーキには、
「油圧式」「ワイヤー式」「ワイヤーだが、キャリパー部分のみ油圧」の3種類が存在します。

油圧式は、ワイヤーの代わりにオイルを使うことで非常に軽いタッチでと強い制動性を得られるのですが、
ワイヤー内に空気が少しでもはいってしまうと、ブレーキのタッチがふにゃふにゃしてしまい、
空気の量によってはブレーキが利かなくなってしまうリスクなどもあります。

メンテナンスに関してもワイヤー式に比べ手間がかかってしまうことがあるのですが、
その点、ワイヤー式はシンプルなワイヤーを引っ張る構造となり
制動性は、油圧式に比べると劣ってしまう点はありますが、
レースや競技ではない街乗りであれば、十分すぎるほどです。

  
また、birdyなどの折り畳み自転車にとっては、
折り畳みの際に、ブレーキワイヤーも一緒に大きく曲がることとなり、
負荷がかかることも多くなるので、
シンプルな構造故のトラブルの少なさや、メンテナンスも簡単な
ワイヤー式がマッチしていると思います。

birdy GTに装備されている「Juin Tech R1」(ジュインテック R1)は
ワイヤー引きながらキャリパー部分のみが油圧式のデュアルピストン式となり、
通常の油圧式と比べ、ワイヤーのエア抜きなどの面倒なメンテナンスも必要なく
なめらかなタッチと、しっかりとしたブレーキングが得られます。

 

・ブロックパターンタイヤ SCHWALBE(シュワルベ) BLACK JACK

birdy GTにはMTBを彷彿させるようなブロックパターンタイヤ
「シュワルベ ブラックジャック」が装着されております。

※外部関連動画:ブロックパターンタイヤ「Schwalbe Black Jack」で悪路を走行する動画

 

タイヤ幅が太く、ゴツゴツしたブロックパターン故に、
birdy R11やbirdy AIRに装備されている路面抵抗の少なさを重視したシュワルベKOJAK(18×1,25)や
birdy std discに装備されている路面抵抗とグリップのバランス重視の CST( 18×1.5)と比べると、
走行時に抵抗を感じるかもしれません。

しかしながら、ブロックパターンではあるものの
センター部分(直進時の路面接触分)ではブロックが重なった形状となるので、
アスファルト走行では、見た目の印象ほど路面抵抗の強さは感じずに走行を楽しめ、
グリップ力と安定感も高く、街中の段差なども安心して越えられ、
身体に跳ね返る衝撃もソフトに感じられ驚くほど快適です。

 

 

・SRAM-X5  10段変速ギヤ

変速システムといえば、シマノというメーカーが有名となりますが、
世界に目を向けるとシ、マノブランドにも負けない知名度と人気を誇る
アメリカブランドSRAM。(スラム)

そのSRAMのラインナップの中で、MTB入門者向けに用意されているのが「X5」です。
レース向けのパーツなどから受け継がれた、的確な操作感が気持ちよく、
歯数11~32Tのワイドレンジのギヤが装備されています。

  

 

 

・GT:その他スペックのポイント

  
ステムは、birdy STD DISC と同じ、アップライトポジションとなる10度角ステムで
高さ調整(5段階)ができます。

 

  
前後ハブには、シールドベアリングが採用されております。

  
剛性の高いホローテックタイプのクランクセット、ブレーキレバーはTEKTRO製となります。

 

  
カラーリングは、「グロスレッド×マットブラック」と「マットアーミーグリーン」の2色展開となりますが、
マットアーミーグリーンは今回の入荷分で生産終了となり、
次回入荷分(2019年秋ごろの予定)より、新色の「デザートイエロー」に変更されるとのことです。

・GT Spec

フレーム  : New Birdy Monocoque(G3)
フォーク  : New Birdy spring suspension(G3)
タイヤ   :  Schwalbe Black Jack 18×1.9
ホイール  : Alex Crostini M1.1 black anodized
チェーンホイール: Birdy 52T
スプロケット: Sram PG-1050 11~32T
リヤディレイラー: Sram X5-A1 10speed
シフター  : Sram X5 Trigger 10speed
ステム   : New Birdy double lock adjustable stem 10度
ブレーキ  : Juin Tech GG-R1 Cable-Actuated Hydraulic Disc Brake
ブレーキレバー : TEKTRO FL-740
折畳み寸法 :  W:75cm x D:39cm x H:60cm
重量    :  12.0kg
価格    :  ¥258,000+tax

 

・おわりに
ベースとなるフレームは同じG3のフレームながら、
全く乗り味の異なる走りを楽しめる「birdy R」と「birdy GT」ですが、

とても残念な事に、共に、入国台数が毎回、非常に少なく
現在メーカー在庫はすべて完売となり、
GCSの在庫Rは「ハイポリッシュ×グロッシーブラック」のみ
GTは「マットアーミーグリーン」のみで、各1台ずつとなってしまっております。
(次回入荷予定は両モデル共に秋以降の予定とのことです。)

今年の夏を「birdy R」「birdy GT」で楽しみたいという方は、お急ぎくださいね。

 

 

ご来店、おまちしております。

GCS@SAY-G