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TYRELL タイレル
タイレルTOP > 廣瀬将人氏インタビュー
 
廣瀬将人(ひろせ まさと)
TYRELLの創始者でありデザイナー廣瀬将人氏は千葉大学大学院を卒業後都市や地方計画の開発いわゆるアーバンデザインを手がけ、故郷の香川県に戻り2004年5月にアイヴ エモーション社を設立し「TYRELLブランド」が誕生しました。
 廣瀬将人(TYRELL)
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 鈴木潤(GCS)
 
 エモーショナルかつヒューマンスケール TYRELLデザインの秘密

鈴木潤: 廣瀬さんはもともと都市計画の専門家でいらして、現在TYRELLという非常に素晴らしいミニベロ自転車を作られています。もともとどういう経緯で自転車のデザインをはじめられたんですか?

廣瀬将人氏: 私は、アイヴエモーション社を創業するまで、大学(千葉大院)を出てから、14年間程、都市計画コンサルタント会社(KGK)に勤めていました。在職中は、郊外のニュータウン開発から、都市および地域のマスタープランづくり、交通計画、商店街整備、あるいは高齢者福祉のまちづくりなど、都市の諸課題を解決するための、様々な調査・計画・デザインに従事していました。これらの仕事のフィールドは、東京のみならず、北海道から九州まで地方都市にも出かけ、地元の人たちと議論を重ねながら、時間をかけ進めるものでした。特に専門は、自然との調和、省エネルギー・リサイクル、コンパクトな都市開発の実現を図る「環境共生の都市づくり」でして、地域の固有の風土や文化を生かす、ゆとりと豊かさを持った暮らしの実現なのです。今風に言えば、LOHAS、スローライフと言えるでしょう。東京での慌ただしい生活や仕事をこなすスピードに、自分が求める将来の姿と隔たりを感じていた頃、実家の事情も重なり、故郷の四国・香川にUターンしたのが約2年半まえ。当時は、海外を放浪?したり、何も考えない時間を過ごしたりと、まさしく超スローな生活でした。TYRELLブランドは、このような超スロー?な時間の中から生まれたものです。東京に居た頃は、自転車通勤、週末はロードバイクでロングライドしたり、自転車は一番の趣味でしたが、自ら「自転車を創ろう!」と思い立ったのも、この自由でスローな田舎暮らしがあったからでしょう。いざ、自転車をつくろう、と決めた時から、自身の感性を研ぎすまし、全身全霊を込め、のめり込んでいきました。開発期間1年半をかけて・・・・

鈴木: そうすると、ちょうど開発されていた時ですね、はじめてお電話をいただいたのは。確か当時まだ国内でうちだけでしか扱っていなかったA-CLASS20インチの完組ホイールの引き合いの電話をいただいて、今回のホイールはサンプル車に使いたい??とのことで詳しく伺ってみると・・・ 近いうちに小径自転車のブランドを立ち上げるとのお話で。実際完成したTYRELLを初めて見た時はその完成度の高さに驚きました。小手先のデザインではこういったプロダクトはなかなか生みだせないと思います。TYRELLの開発コンセプトはどういったものなんですか?

廣瀬: TYRELLは、一言で言えば、私の分身。フレームのスタイリングや構成美、機能、そしてブランド哲学に至るまで。
基本コンセプトは、乗り手の心が惹かれる、シンプルで美しいデザインであること、すべてのフレームには、ブランドのアイデンティティを表出する、固有のデザインコード(スラントデザイン)を持つこと、軽快さ(軽量)と強さ(強度)を高いレベルでバランスをとること、に力点を置いて開発しました。
20インチの小径車には、コンパクトな構造を持ちデザインに自由度があること、街乗りからツーリングまで、多様な用途に利用できること、都市部を中心に初心者から愛好家まで、幅広いユーザー層を開拓できることなど、多くの可能性があり、TYRELL独自の商品バリューを提供できると確信したので、TYRELLでは、主力商品としています。
現在、7005アルミ製フレームのフルサスペンション機能を持つモデルと、3Al2.5Vチタン製のモデルの計3アイテムを用意していますが、基本デザインは、共通です。すべてに、高い走行性能を求め、小径車らしくない?安定感を出すために、ハンドリングの調整や前後重量バランスに、注視して、開発しました。さらに、乗り手の足を長く、美しく見せられるように、ヒューマンスケールを研究してデザインされています。これらエモーショナルかつヒューマンスケールは、TYRELLの大切なデザイン思想です。



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